今やその人気は韓国国内やアジアだけに留まらず世界的に活躍するアーティストで、KーPOPを代表するアイドルグループの「BLACK PINK(ブラックピンク)」ですが、まだまだ知らないという方も多いと思います。
または曲は聴いたことがあるけれど、どういうグループなのかはあまり知らないという方も多いと思います。
そこで今回は、K−POPに詳しくないという方にも分かりやすいように「BLACK PINK」メンバーのプロフィール・事務所・性格などもわかる範囲で紹介していきます。
そもそもBLACK PINKってどんなグループ?
2016年にデビューを飾った多国籍(韓国・タイ・ニュージーランド)からなる4人組のガールズグループ。デビュー以後、アジアやアメリカを中心にワールドワイドに活躍し、様々な音楽の賞を総なめにしています。
欧米のトレンドを取り入れたその音楽性は、アメリカに置いて最も人気のK−POPグループと言っても過言でないほどで、「ブルピン」の名でファンから親しまれています。
メンバー4人にそれぞれ個性があり、音楽性以外に置いてもファッション・ルックス・ダンスの三拍子揃ったグループとして評価されており、ガールクラッシュ(同性である女性が憧れるような女性)の代表格でもあります。
また事務所の方針として、「リーダーを決めていないグループ」「整形禁止のグループ」などでも知られ、昨年から今年(2019〜2020年)にかけて世界4大陸を回るワールドツアーを予定しています。
結成年・所属事務所
2016年YGエンターテインメントによって結成された多国籍(韓国・オーストラリア・タイ)女性アイドルグループで、メンバーはロゼ、リサ、ジス、ジェニーの4名。
YGエンターテインメントは、「BIG BANG(ビッグバン)」などが所属している事務所で、このK−POP全盛期の時代に、多大な影響力を持つ韓国音楽業界3大事務所の1つです。
日本の事務所に置き換えるなら「エイベックス」「ジャニーズ事務所」「EXPG(エグザイルグループ)」などを想像していただければわかりやすいと思います。
グループ名の由来
「BLACK PINK」のグループ名の由来には、2つの意味が込められており、「BLACK」が力強さ・格好良さを表し、「PINK」は可愛さ・フェミニンさを表しています。
2つのイメージが異なる両極端な色を用いる事で、「可愛いだけではなく、カッコ良さを持ち合わせたグループ」と言うのをうまく表現していますね。
K−POP界のアイドルはどのグループをとっても名前は本当によく考えられているので、「アイドル多すぎて名前を覚えられない!」と言う方は、意味もセットで知ると面白くて覚えやすいですよ。
来歴
- 2016年8月8日、シングルアルバム「SQUARE ONE」からシングル曲「BOOM BAYA」「WHISTLE」などでデビュー。
- YGエンターテインメントからのガールズグループは「2NE1」以来7年ぶりで、本当に満を辞してのデビューだったため、デビュー前からすでに期待されており、順調にファンを獲得していく。
- 2017年8月30日、ミニアルバム「BLACKPINK」をリリースし、日本デビューを果たし、オリコン週間ランキング初登場1位に輝く。
- 2018年11月12日、メンバーの1人であるジェニーがシングル曲「SOLO」でリリース。発売後1年以内に50万枚を売り上げ、アメリカ史上最も活躍した韓国のソロアーティストとなる快挙を達成。
- 2019年4月5日、ミニアルバム「KILL THIS LOVE」をリリースし、同曲でMVの再生回数が史上最速で1億回を突破。
- 2019年4月12日、アメリカの野外音楽フェス「コーチェラ・フェスティバル」にK−POPガールズアーティストとして初出演。これを皮切りに本格的にグループとしてアメリカでの活動を開始し、人気を博する。
- 2019年11月11日、シングル曲「DDU-DU DDU-DU」が10億再生を突破。K−POPグループとしては初となる快挙達成。
完結にまとめるとこんな所ですが、何だか初物づくしでどれほど凄いのか実感が沸きにくいですよね?
しかし、日本で若者達を中心にを絶大な指示を集める、あいみょんの代表曲「マリーゴールド」が1.5億再生、米津玄師の代表曲「lemon」が5.2億再生という事を考えると、
BLACK PINKの「DDU-DU DDU-DU」の10億再生というのがどれほどの快挙なのかを実感していただきやすいかと思います。
もちろん、再生回数=人気度という単純な話ではありませんが、CDを買うことが少なくなった今日この頃、彼女達の人気を示す1つの指標とするには充分過ぎるほどの数字でしょう。
デビューまでの道のり
一見すると、デビュー前から様々なメディアへ露出しており、韓国国内では既に人気を集めていた事から、成功が約束されていた華々しいイメージの「BLACK PINK」ですが、デビューまでの道のりは、非常に複雑で波乱万丈です。
事の発端は2010年まで遡ることになります。YGエンターテインメントが次期グループをプロデュースするため、オーディション開催を発表したのがその年だからです。
2011年、次期ガールズグループの構想は5〜7人。メンバーは全員整形禁止と発表し、韓国国内でも注目を集めます。
しかし、ここからデビューまでの約5年もの間、各地で様々なオーディションが開催され、構想も次々に明かされていきますが、話は2転3転する事になります。
(実際に2012年、YGのネクストグループのメンバーとして初めて発表された、キム・ウンビ、キム・ユナらは「BLACK PINK」としてデビューするに至っていません。)
この後もメンバーが加入しては脱退を繰り返し、紆余曲折の末2016年に満を辞して、ジェニー、ジス、ロゼ、リサの4人でデビューを果たすことになります。
他にも、彼女達がいかに苦労人であるかというエピソードを少し紹介すると、メンバーとして最も練習生としての期間が短いロゼでさえ、約4年間の下積み時代があり、YGに所属するために何と700倍もの倍率のオーディションを勝ち抜いています。
リサも出身国であるタイで開催されたYGのオーディションの唯一の合格者であり、韓国語を習得するのに非常に苦労したそうです。
まだまだありますが、こうして色々と知っていくと、BLACK PINKが決して順風満帆のエリート街道を歩んできた訳ではないというのがよく分かりますね!
メンバー情報
ジス(JISOO)
本名:キム・ジス
生年月日:1995年1月3日
年齢:25歳
身長:162cm
国籍:韓国
ポディション:リードボーカル
BLACK PINKのビジュアル担当であり、デビュー前から様々な広告に出演しており、その端麗な容姿から大手事務所のSMエンターテインメントからキャスティングされた事があるそうです。
ジスは非常にファンを大事にする事で知られており、努力家でモデル顔負けのお洒落さんでもあります。お洒落っぷりは彼女のInstagramからでも垣間見ることができます。
また語学も堪能で、韓国語のほかに中国語や日本語も話すことができ、ある雑誌でジスの同級生が語った内容によると、学生時代の当時から誰にでも声をかけるような気さくで愛嬌のある性格だったそうです。
バラエティ番組などでは天然な一面も披露していますが、BLACK PINKの年長者としてみなを引っ張るリーダー的ポディションでもあります。
ジェニー(JENNIE)
本名:キム・ジェニ
生年月日:1996年1月16日
年齢:24歳
身長:163cm
国籍:韓国
ポディション:メインラッパー、サブボーカル
ソロデビューも果たしている実力者で、9歳〜14歳までの5年間ニュージーランドへ語学留学しているため英語はお手のもの。日本語もそれなりに話すことができるそうです。
留学していた時からK−POPが好きで、芸能人になるなら必ずYGに入りたいと考えていたそうで、韓国に帰国後YGのオーデションを見事に合格しています。
ベビーフェイスにも関わらずクールな印象のジェニーですが、他メンバーと比較し、のんびり屋で情に厚い性格だそうです。しかし、性格については学生時代にいじめっ子だったとの情報もネット上で飛び交っています。(実際のところはわかりません…。)
因みに、日本でよく話題になるアメリカの映画サイト「最も美しい顔100人」で3年連続ランクインしています。
ロゼ(ROSE)
本名:パク・チェヨン(ロザンヌ・パク)
生年月日:1997年2月11日
年齢:22歳
身長:168cm
国籍:韓国、ニュージーランド
ポディション:メインボーカル、
ニュージーランド生まれで、8歳からはオーストラリアで暮らしていましたが、ロゼの父が彼女の音楽の才能や音楽好きなことに気づき、2012年にYG主催のオーディションに連れて行った所…見事1位で通過。(倍率は先ほども書いたとおり700倍)
同年に「BIG BANG」のGーDRAGONの曲「Without You」にフューチャリングとして参加しています。(この頃は事務所の方針で名前を隠しての出演)
メインボーカルとしての歌唱力は確かな物で、音域も広く、そしてもちろんネイティブのため英語の歌詞でも問題無くこなす事ができます。
クールビューティーな見た目から、ドライな性格を想像してしまいますが、メンバー内でもジスを超えるほどの天然で涙もろい一面もあるそうです。
リサ(RISA)
本名:ラリサ・マノバン
生年月日:1997年3月27日
年齢:22歳
身長:162cm
国籍:タイ
ポディション:メインダンサー、リードラッパー
リサはYGエンターテインメント初の純外国人タレント。メインダンサーを務めるリサのダンスの腕前は、幼少期から卓越したものがあり、YGに所属する以前からダンシングクイーンとしてタイ国内で活躍していました。
その顔立ちからタイ人というより、西洋人を思わせるようなドーリーフェイスののリサですが、純タイ人のようです。(リサの母が再婚した今の父がスイス人)
BLACKPINKの中でも最も人気なメンバーといえるリサですが、その性格は非常にマイペースの自由人であり、甘えん坊な一面もあるみたいです。
語学も堪能で、母国のタイ語のほかに韓国語、英語、日本語まで喋ることができます。
人気曲
BOOMBAYAH
YouTube 再生数 7.8億
デビューアルバム「SQUARE ONE」に収録されている曲で、BLACKPINKの鮮烈なるデビューを飾ったタイトル。因みに、カラオケでは最も歌われています。
Kill This Love
YouTube 再生数 7.2億
最新曲にして史上最速でYouTube1億再生を突破した曲。日本語バージョンでもリリースされています。
AS IF IT’S YOUR LAST
YouTube 再生数 7.3億
3番目のリリース曲にしてファンから根強い人気を誇る曲。同じく日本語バージョンでもリリースされています。
DDU-DU DDU-DU
YouTube 再生数 10億
アメリカで50万枚を売り上げ、米レコード協会からゴールド認定を受けた曲。BLACK PINKの楽曲の中で最もYouTube上で再生されています。
BLACK PINKは曲が少ない?
よくファンの間で問題視されているのが、ツアーは頻繁に行なっているが、「そもそもの楽曲数が少ない」という問題です。
デビューから既に3年半がすぎ、当初のYGの計画から含めれば既に10年を経過しています。にも関わらず、(ソロ曲・日本語バージョン・フューチャリングなどを除いた)純粋なBLACK PINKとしての楽曲は10曲程度です。
これは決して早いペースとは言えず、当初から待たされ続けたファン達の間では、小出しにされている間が否めず「ツアーをしている場合ではないんじゃないか?」との声も多いようです。
もちろん、事務所の方針・K−POP界の音楽事情・大人の事情などが絡み合っているにしろ、痺れを切らした古参ファン達が離れていっては悲しいですよね。
ですので、楽曲活動にも集中していただきたい所なのですが……。
ともあれ、まだツアーの真っ最中で2月末に福岡のヤフオクドームでの公演も控えていますので、まずは日本での活動を頑張っていただきたいです!
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