ストリートダンスの人気ジャンル17種類(難易度・男女比・年齢層・おすすめなど)一挙紹介!

教室

「これからダンスを始めようと思っているけど、どんなジャンルがあるか知りたい」という方に、人気があるストリートダンスのジャンル◯種を(男女比・競技人口・年齢層・流行度・難易度・おすすめ度・アーティストに分類し)分かりやすく紹介していきます。

紹介の前に

基本的にストリートダンスは、年代ごとに「オールドスクール」「ミドルスクール」「ニュースクール」に分類されるので、まずはそれを紹介していきます。
カテゴリー分けとしては、オールドスクールの中にポッピングがあり、ポッピングのスタイルの中にアニメーションがあります。

例 オールドスクール→ポッピング→アニメーション

オールドスクール

1970年代〜1980年代頃にアメリカの黒人文化から生まれたストリートダンス。
早めの音楽(ビート)に合わせた大きなステップが特徴的で、競技者は男性の比率が比較的多く、「ブレイクダンス」「ロックダンス」「ポップダンス」「ソウルダンス」「ワックダンス」がこれにあたります。

ミドルスクール

オールドスクール(1970年代〜1980年代)とニュースクール(1990年代〜)の中間の時期のダンス(80年代後半の〜90年代前半)を指す日本独自の造語で、「ニュージャックスウィング」や「ビバップ」が丁度この分岐点とされる事が多いです。
※どこまでをミドルスクールとするかは諸説あり、世界的にはオールドスクール、ニュースクールのみで分類されます。

ニュースクール

基本的にはニュージャックスウィング以降のダンス(1990年代〜)の事をを指しますが、その解釈は非常に幅広いです。
単なるオールドスクールの進化系という訳ではなく、オールドスクール・ミドルスクールの要素を含みつつ、様々な文化のダンスをミックスし、現代風にアレンジしたフリースタイルのダンスこそ、ニュースクールのダンスと言えるでしょう。
「ヒップホップ」「ハウス」などがこれにあたります

ブレイクダンス(ブレイキン)

アクロバットで派手な動きが多く、ダンスバトルが行われるのが大きな特徴。
現在ではオリンピックの正式種目になるなど、ダンスの枠組みを超えた競技としても広く認知されています。

男女比 9:1
競技人口 多い
年齢層 20代〜30代
流行度 ☆☆☆
難易度 ☆☆☆☆☆
おすすめ度 ☆☆☆
アーティスト Taisuke,九州男児,岡村隆史

 

ロックダンス(ロッキン)

激しいダンスの最中に突然「カチッ!」と止まる(Lockする)動作が特徴的。
基本的にはこの動作の繰り返しで、激しい動き→ピタッと止まる→また激しく動き出す→…でリズムが作られます。

男女比 8:2
競技人口 普通
年齢層 20代〜40代
流行 ☆☆☆
難易度 ☆☆☆
おすすめ度 ☆☆
アーティスト 中居正広(SMAP) , KENZO(DA PUMP)

 

ポップダンス(ポッピン)

一連の動作の中で静止して「パンッ!」っと筋肉を弾く(pop)動きが特徴的。
他にもウェーブ・ロール・タッティングなどの技が有名で、マイケル・ジャクソンの代名詞であるムーンウォークもこのポップダンスの技の1つです。
「ブガルー」「ロボットダンス」「アニメーション」などもポップダンスのスタイルに含まれます。

男女比 10:0
競技人口 少なめ
年齢層 20代〜30代
流行 ☆☆
難易度 ☆☆
おすすめ度 ☆☆
アーティスト マイケル・ジャクソン , KITE(フォーマーアクション)

 

アニメーション

関節を細かくバラバラに動かす動作(コマ送りのアニメーションのような)が特徴的。ヴァイブレーション・スローモーションなどがアニメーションの代表的な技の1つで、人間離れした不思議な動きがアニメーションの真骨頂とも言えます。

男女比 10:0
競技人口 少なめ
年齢層 10代〜30代
流行
難易度 ☆☆☆☆
おすすめ度 ☆☆
アーティスト ひとりでできるもん,黄帝心仙人

 

ソウルダンス

黒人たちによって生み出されたストリートダンスの原点。
明確な定義がなく、70年代のアメリカで放映されたダンス番組「SOUL TRAIN」で踊られたダンスを指す事もあれば、単にソウルミュージック(R&B)で踊るダンスを指す事もあり、1つのジャンルというより概念に近いです。

男女比 6:4
競技人口
年齢層 10代〜40代
流行
難易度 ☆☆
おすすめ度 ☆☆
アーティスト

 

ワックダンス(ワッキング)

ゲイ文化から生まれたダンスで、胸や腰を連動させ、腕を鞭のようにしなやかに振り回す「女性的な動き」が特徴的。
同じようなダンスに「パンクダンス(パンキング)」がありますが、異なるのは呼称の違い(WACCKとPUNK)によるイメージの違いくらいで、同じダンスと解釈しても特に問題ありません。

男女比 5:5
競技人口 少なめ
年齢層 10代〜30代
流行 ☆☆
難易度 ☆☆☆☆
おすすめ度 ☆☆
アーティスト Tyron Proctor,IBUKI(BAD QUEEN)

 

ニュージャックスウィング

80年代後半に確立された音楽ジャンルで、アップテンポのデジタルビートが特徴的。ヒップホップとブラック系ミュージック(R&B、ファンクなど)の融合されたジャンルで、素早く力強い「シャキシャキ」とした踊りです。(EXILEをイメージすると分かりやすいかもしれません)

男女比 10:0
競技人口 多め
年齢層 20代〜30代
流行 ☆☆☆☆
難易度 ☆☆☆☆
おすすめ度 ☆☆
アーティスト MC HAMMER ,BOBBI BROWN

 

ビバップ

素早いステップ・スピン・ジャンプにアクロバットな動きが特徴的。
「レゲエ」「ソウル」などをミックスした「ジャズ」の1種である音楽ジャンル「BE BOP(ビバップ)」が、そのままダンスジャンルとして確立され、「ハウス」にも大きな影響を与えています。

男女比 8:2
競技人口 非常に少ない
年齢層 20代〜40代
流行
難易度 ☆☆
おすすめ度 ☆☆
アーティスト Brother in Jazz,Sound Cream Steppers

 

ハウス

アップテンポなクラブミュージックに、素早いステップ・スピンが特徴的。
ディスコで生まれたこのダンスは、「ビバップ」「カポエイラ」「サルサ」「タップ」「ブレイク」などの要素がミックスされています。

男女比 6:4
競技人口 普通
年齢層 20代〜50代
流行 ☆☆☆
難易度 ☆☆
おすすめ度 ☆☆☆
アーティスト TRF,EJOE WILSON

 

ヒップホップ

人や時代によって見解が異なるので、「ヒップホップとはどのようなダンスか?」は初心者の方はあまり深く考えない方がいいです。
あえて一言で表すなら「本当になんでもアリのフリースタイル」で、今やダンス全般を指す用語としても用いられます。(HIP HOPのスタイルの中に「ロック」「ポップ」「ニュージャックスウィング」…などがあると理解していただければOKです。)

〇〇ヒップホップというジャンルは、音楽のジャンルの数だけあると言っても過言ではなく、言い出せばキリがないので最低限のよく用いられるものを紹介していきます。

男女比 5:5
競技人口 非常に多い
年齢層 3才〜20代
流行 ☆☆☆☆☆
難易度
おすすめ度 ☆☆☆☆☆
アーティスト 安室奈美恵,三浦大知,ビヨンセ,etc

 

ガールズヒップホップ

お尻や胸などを強調したセクシーでキュートな振付けが大きな特徴。
HIPHOPと同様に幅広いスタイルのダンスを指すので、女性が踊るダンス全般・女性らしい振付けのダンス全般を「ガールズヒップホップ」と言ってしまっても問題ありません。

男女比 0:10
競技人口 多い
年齢層 5才〜20代
流行 ☆☆☆☆
難易度
おすすめ度 ☆☆☆☆
アーティスト E-girls,安室奈美恵,BOA

 

K−POP

韓国のアーティストの楽曲(K―POP)を用いて踊られるダンスです。
他のダンスジャンルと異なるのは、「アーティストの完コピを目的としている事(アーティストに成りきって踊る事)」で、アレンジなどの独創性は必要ありませんが、真似をするアーティストのレベルが高ければ自然と難易度も上がります。

男女比 3:7
競技人口 多い
年齢層 10代〜30代
流行 ☆☆☆☆☆
難易度 ☆☆☆
おすすめ度 ☆☆☆☆
アーティスト 少女時代,TWICE,東方神起,BIGBANG

 

ミドルスクールヒップホップ

殆どの場合、「ミドルスクールヒップホップ=ニュージャックスウィング」の意味で用いられます。近年の「ヒップホップ=ストリート系ダンス全般」という風潮になぞらえて、ニュージャックスウィングを今風の言葉で言い換えているだけと理解してもらえればOKです。(例 バイキング→ビュッフェ スパゲッティ→パスタ)

男女比 10:0
競技人口 多め
年齢層 20代〜30代
流行 ☆☆☆☆
難易度 ☆☆☆☆
おすすめ度 ☆☆
アーティスト BRUNO MARS,EXILE

 

LAスタイルヒップホップ(スタイル)

基本的には、海外のミュージックビデオ(MV)などで踊られるダンスを指します。
〇〇の要素を組み合わせて踊るといった決まりは存在せず、全ては曲と振付師次第ですが、自分をカッコ良く見せる事より、曲のメーセージ性や世界観をダンスで表現する事を重視するジャンルと言えます。

男女比 5:5
競技人口 普通
年齢層 10代〜30代
流行 ☆☆☆
難易度 ☆☆☆
おすすめ度 ☆☆☆
アーティスト 三浦大知,

 

ジャズヒップホップ(ヒップホップジャズ)

基本的には、「ジャズ」×「ヒップホップ」のダンスで、ジャズダンスにヒップホップの要素を組み合わせたダンスを指し、「スタイリッシュな今風のダンス」的な意味で用いられます。
しかし、ガールズヒップホップを「明るく元気で可愛らしいダンス(キュート)」に対してジャズヒップホップを「ねっとりとした妖艶なダンス(セクシー)」的な意味で用いられる場合もあります。

男女比 3:7
競技人口 少ない
年齢層 20代〜40代
流行 ☆☆
難易度 ☆☆☆☆
おすすめ度 ☆☆
アーティスト 倖田來未,

 

ヴォーグ(ヴォーギング)

雑誌「VOGUE」のモデルのポーズに似ている事が名前の由来で、1990年のマドンナのシングル曲「ヴォーグ」以後、全世界に認知されるようになりました。
ダンススタイルは以下の3つに分類されます。

・オールドウェイ…左右対称の上品で滑らかな動き。
・ニューウェイ…体のひねり、手足のねじれが加わった幾何学的で幻想的な動き。
・フェムスタイル…ジャンプ、アクロバット要素を加え、女性らしさを誇張した動き。

男女比 3:7
競技人口 普通
年齢層 20〜40代
流行 ☆☆
難易度 ☆☆☆☆
おすすめ度 ☆☆
アーティスト JOSE XTRAVAGANZA,Koppi Mizrahi,SHUHO

 

クランプ(KRUMP)

相手を威嚇するような力強く、男らしいダンスが特徴的。
ストンプ(足を踏みつける)・チェストポップ(胸を突き出す)・アームスイング(腕を振り下ろす)の3つが基本の動きで、LAの若者達が犯罪に手を染めずに厳しい環境を生き抜くために生み出されたダンスです。

男女比 10:0
競技人口 少なめ
年齢層 6才〜30代
流行 ☆☆
難易度 ☆☆☆☆
おすすめ度
アーティスト Tight Eyez,Twiggz ,岩田剛典,世界

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